
第14回トークリレー
我らが敬愛するケアマネジャー小板橋さんからのバトンを受け取りました居宅介護支援事業所なゆたの内村英徳です。この地へ勤務し早20年の時が流れ、多くの関係者の方々のご指導と共に利用者さんとの関わり、支援の中で、人が生きるとは何か?老いるとは何か?そして最期を迎えるとは何か?といった尊い多くの事を学ばせていただきました。そして、今、それらの教えを元に“介護亭楽珍”という号名で創作落語を作り、地域サロンなど多くの場所で、落語・講演活動へと繋げています。
普段老いや死、認知症など、あまり話題にしたくない題材を落語という笑いのフィルターに通すことで、親しみを持ち、考えるきっかけに繋がる。そんな活動を楽しんでいます。
講演を通し、多くの方が、人生の最終章を「迷惑をかけずに生きていきたい」と願うものだと感じました。家族には、周りの人には、と願うのです。しかし私が見てきた人生の最終章とは、一人ではなかなか生きていけないものです。誰かの助けを必要とし、誰かの支えと寄り添いが必要になるのです。だからこそ必要なのは、お互いが、助け合える関係性なのです。気薄となってしまった地域コミュニティの輪を今こそ構築しておく事が大事なのです。
お互いが支え合い、助け合い、寄り添い そして、ありがとうと言えるそんな地域ができれば、最後まで、この地で、あなたは、自分らしく生き抜くことができるのだと思います。地域コミュニティの輪が、あなたの人生を最後まで優しく包み込むようなそんな地域作りに少しでも尽力できるようこれからも努力していきたいと思います。
次のバトンは、松井田町在宅介護支援センター うすいの里 支援相談員 宮本様にお渡しいたします。