
市民おもしろ落語講座
令和7年9月19日、安中市役所で開催されました。講師の介護亭楽珍こと、あのよ~エンターテイメント代表 内村英徳様より創作落語『認知症が怖くて歳がとれるか』と題した講演がありました。
大人気の落語ということで、たくさんの方にご参加いただきました。
終始楽しい雰囲気の中、認知症は誰がいつなってもおかしくないこと、正しく理解することで身近な大切な方が認知症になった場合にも適切な対応ができるということを教えていただきました。
また落語のあとに行われた「認知症クイズ」では、認知症と物忘れの違いをわかりやすく学ぶことができました。ふと忘れてしまったり、思い出せないことがあっても、後から思い出すことができれば物忘れになるそうです。
「もしご家族が今まで通りに料理を作れなくなってしまったら…」のお話しでは、そのことを知った時、まわりの方はどんな感情を抱くのか、皆さんから正直な意見が出されました。戸惑いや予想していた事態が訪れたと感じる方が大半ですが、悪いところに目を向けるのではなく、その中でも「良いところ」を見つけることが大切です。
他人事ではない「認知症」について考える良い機会になったことと思います。
講演後、市から「エンディングノート」の説明がありました。もしもの時のことを考えて、ご自身の思いや伝えておきたい大切な事をまとめておくことが必要です。先延ばしせずに、「今」できることをやっておけると今後に役立ちます。
ご自身もご家族も安心した毎日を過ごせるよう、お互いに思いを理解し合えたら・・・。
来年度も市民講座を開催予定です。皆様の来場をお待ちしています。